皆さまと共に悩み、共に慶ぶことのできる
「おてら」でありたいと願っています。
皆さまと共に悩み、共に慶ぶことのできる
「おてら」でありたいと願っています。
「ご法事をしたいけど、お付き合いのあるお寺さんもないし、どのようにしてお坊さんと接点を持てばよいか・・・」「仏事や悩みごとをお坊さんに相談したいが、お寺は敷居が高そうで・・・」という声が聞かれるようになりました。既存の伝統的なお寺に所属する僧侶として、お寺を縁遠くさせていることを申し訳ないと思うのと同時に、皆さまの身近なお寺・僧侶でありたい!と願うようになりました。
「この浄土真宗のみ教えは身近な教えであるはずなのに、お寺やお坊さんが身近でないからではないか。浄土真宗を身近に感じていただけるにはどうしたらよいだろうか」
その方法を「親鸞聖人の伝道スタイルはどうであったのか」と尋ねながら、出したひとつの答えが、、、、、「唯稱院」でした。幸いにして、同じ思いを抱く仲間に恵まれ、滋賀県彦根市称名寺の東京江戸川分院としてスタートしました。
唯稱院の目の前には新中川が流れています。
近郊には江戸川という大きな一級河川もありますが、どちらも東京湾という海へ流れていきます。浄土真宗を開かれた親鸞聖人に「凡聖逆謗斉回入 如衆水入海一味」(正信偈)というお言葉があります。
〈超訳〉「凡なる水(川)も聖なる水(川)も全て海へと流れ入りひとしく海の塩味へとかえられていく。同じように、清らかで澄みきった人生を歩んだ者も・そうでない濁りに満ちた歩みをしてきた者も、大河のようにゆったりとした人生を送った者も・急流のように一生を過ぎた者も、阿弥陀如来の大いなる慈悲(海)は、(「南無阿弥陀仏」のみ名としてあらゆるいのちの上にはたらいて)全ての者(水・川)を分け隔てなく、浄土へ生まれ仏と成る者として受け容れています」
「阿弥陀さまの無条件のお慈悲に包まれていることを知って、唯、その名「南無阿弥陀仏」と稱えさせていただくばかりです。」(「極重悪人唯稱仏」『正信偈』親鸞聖人)
親鸞聖人はご自身のことを極重悪人とおっしゃられ、凡夫の立場に身を置かれた上で、「お念仏のみ教えに生きるお互いは、お浄土へ生まれ往く者として仏さまに受け容れられ願われているお互い」「御同行」だと讃えられました。そして、それぞれの人生の中で湧き起こる悲しみ・悩みを、そしてもちろん慶びを、お念仏申す中で、「御同行」と共に受け止めていかれました。
親鸞聖人のご生涯の歩みを尋ねながら、「唯稱院」も皆さまと共に悩み、共に慶ぶことのできる「おてら」でありたいと願っています。ご法事など精一杯お手伝いさせていただきます。
ご寄付の強制もいっさいありません。どうぞご気軽に、どのようなことでもお尋ねください。
在籍の僧侶は、全てにスペシャリストではありませんが、それぞれに精一杯誠意を持って勤めさせていただく、それが個々の最大の特徴です。
唯稱院 〒133-0071 東京都江戸川区東松本2-9-6 電話番号:03-6657-9714